看護部について

順天堂の精神と学是:仁をもって患者さんを癒します。

これは1838年、佐藤泰然によって開かれた蘭学塾「順天堂」という名の由来です。
人間が本来持っている自然の治癒力をより多く発揮出来るように力を尽くす医療と看護。
高齢社会という時代を背景に、福祉と医療の複合施設として設立された順天堂東京江東高齢医療センターは、この理念のもと「不断前進」「仁」の精神で質の高い医療サービスを提供しています。

看護部の理念

1. 天道に順い、患者さん自身の自然治癒力を喚起する看護を提供する。
2. あらゆる高齢者に対して人間性に溢れた専門的な看護を提供する。
3. 医療の倫理を踏まえ、看護の実践・管理・教育・研究において科学性と創造性に照らした質の高い看護を提供する。

看護部の基本方針

1.患者さんの尊厳を守り、患者さんに満足していただけるような看護を提供する。
2.他を思いやり慈しむ心を持ち、礼儀、マナー・礼節を守る。
3.高齢者看護の知識・技術・態度を習得し、自信と誇りを持って看護実践する。
4.社会情勢に関心を持ち、その変化に対応した高齢者看護を実践する。
5.院内・院外の医療機関と連携を図り、地域医療を推進する。
6.教育的環境を整え、継続的に卒後教育を実践し後輩を育成する。

看護部長のあいさつ

高齢者・認知症看護のスペシャリストを育成します。

看護部長 佐藤 典子
看護部長 佐藤 典子 メッセージ
 超高齢社会の日本において、高齢者看護は今後ますます必要とされている分野です。
当医療センターは、高齢者の急性期医療を担っています。高齢者看護では、患者さんの多様な病態を総合的にアセスメントし、様々な問題やニーズに適切に対応できる看護実践能力が求められています。特に、認知症患者さんへの看護介入では、出現する様々な症状や心理状態を正しく理解し、患者さん自身を受け入れるためのコミュニケーションの工夫が求められます。これらの能力を身につけるためには、主体的に学ぶ姿勢と問題解決能力、そして人間性を高めるための向上心が必要です。
 看護部では高齢者看護の専門性を高めるために各分野の認定看護師を配置するとともに、多職種との連携によるチーム医療にも力を入れ、多面的な視点から患者さんの生活の質の維持・向上に向けた最適な医療の提供に努めています。そのために、教育体制として認知症看護や終末期看護、褥瘡・排泄ケア、摂食・嚥下障害看護など高齢者看護に必要な知識や技術を入職1年目から段階的に学べるようにしています。私たちと一緒に、患者さんに安心と満足を提供できる高齢者看護のエキスパート・ナースをめざしましょう。
患者さんの特性に配慮した高齢者看護の提供
看護部では患者さんが安心して療養に専念できるように、患者さん個々の生活背景や習慣、価値観などを尊重し、高齢者の特性に配慮した生活環境を提供することを大切にしています。また、高齢者看護の専門性を高めるために各分野の認定看護師を配置するとともに多職種の連携によるチーム医療にも力を入れ、多面的な視点から、患者さんの生活の質の維持・向上にむけた最適な医療・看護の提供に努めています。
高齢者看護に求められるもの
高齢者看護では、多様な病態を総合的にアセスメントし、様々な問題やニーズに適切に対応できる看護実践能力が必要です。特に認知症患者さんへの看護介入では、出現する様々な症状や心理状態を正しく理解し、患者さんを受け入れるためのコミュニケーションの工夫が求められます。これらの能力を身に着けるためには、主体的に学ぶ姿勢と問題解決能力、そして人間性を高めるための向上心が必要です。
高齢者に必要な知識や技術を段階的に学べる教育体制
超高齢社会の日本において、高齢者看護はまさに必要とされる分野です。看護部では高齢者看護の実践能力を高めるために、認知症看護や終末期看護、摂食嚥下障害看護など高齢者に必要な知識や技術を入職一年目から段階的に学べる体制を用意しています。また、幸いなことに密にならないスペースがあります。